第2回 『almostは、ここが狙われる!?』

今回は意味ではなく、その使い方です。almostは副詞で、名詞以外を修飾します。修飾とは、詳しく説明することです。

例えば、almostを使って、「ほとんどの日本人」と言いたいときには、almost Japaneseとは言えません。なぜならば、almostは副詞なので、名詞を修飾できないからです。もしそう言いたければ、allを挟んで、almost all Japanese 「もう少しですべての日本人」 → 「ほとんどすべての日本人」→「ほとんどの日本人、ほぼすべての日本人」となります。almostは、形容詞のall(すべての)を修飾し、さらに、そのallが名詞のJapaneseを修飾します。

ちなみに、almost Japaneseは、文法的には間違いなのですが、あえて訳すならば、「もう少しで日本人」。つまり、色々な状況が考えられますが、例えば、片親が日本以外の国籍で、ハーフ(日本で生まれ育ち、限りなく日本人に近い場合)であるとか、あるいは、国籍は日本ではないものの、生まれた場所よりも、日本での生活の方がはるかに長く、言葉もわかり、日本人並みに文化にも慣れ親しんでいるといった人を指すことになります。

試験で問われるポイント!!

ほとんどすべての学生 →

almost all students
almost all the students
almost all of the students

どれも正しい表現になりますが、以下の文は文法的に間違いです。

× almost students
× almost of (the) students

almostが入試で狙われるケースは、語順が正しいかどうかで問われることがほとんどです。この語順を体になじませるためにも、何度も何度も繰り返し音読してみましょう。

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