オリエンテーション

5月26日(金)8時、新宿センタービル前から山梨へとプラドアカデミー高等学院の生徒を乗せてバスは出発しました。
天気は快晴! やはり、快晴です。みなさんの日頃の行いがとっても良いからに他なりません。鈴木先生の「晴女」の底力ではありません。

我が校がオリエンテーションで山梨に向かうのは2回目です。
山梨県は本州の中央部に位置し、埼玉県・東京都・神奈川県・長野県・静岡県の各都県に囲まれる県です。島国の日本において、海に全く面しない数少ない内陸県の一つですね。山梨県の面積は、全国32位ですが、県土の約8割を森林が占めている為、可住地面積は全国45位です。
そんな山梨県は、出生率が低迷し、人口減少に歯止めがかからないことから、6月9日「人口減少危機突破宣言」が発出されました。山梨県の人口は、約81万人で全国42位となっていました。出生率回復に向けた取り組みでこの危機を突破し、山梨県民のみなさんの未来に亘り、愛すべき故郷であり続けられるよう祈りたいと思います。

さて、今回は前回も訪れた「山梨県立リニア見学センター」、そして「山中湖の水陸両用バスKABA」に乗車し、「山中湖花と都公園」で昼食と見学をし、「桔梗屋本社工場」を見学してきました。


リニア見学センターでは、実際にリニアの走行試験を間近で見学することが出来ました。また、館内が空いていたこともあり、ミニリニアに乗って磁力浮上、磁力走行を体験した生徒も何人もいました。時速500㎞の走行を映像と振動で体験できるリニアシアターを体験した生徒もいました。前回は混雑した中での見学で、様々な体験が出来にくい状況でしたが、今回は色々な体験が出来て良かったと思います。

山梨県立リニア見学センターを後にした私たちは、山中湖へと向かいました。参加生徒の中で2名が水陸両用バスに乗ったことがあると事前説明会で言っていましたが、教師・教務を含めた他の参加者はみな初めて水陸両用バスに乗りました。
森の駅で水陸両用バスKABAに乗り込むと、山中湖へダイブするまで道路を走ります。木々をわたる風にも、そこはかとなく初夏の気配を感じます。山中湖へダイブすると半分開けた窓から水しぶきが車内に入ってきます。水しぶきを浴びるみんなの笑顔がまぶしく輝いていました。

お昼は山中湖花の都公園で「富士ヶ嶺ポークしゃぶしゃぶほうとう付」をいただきました。「富士ヶ嶺ポーク」は、富士河口湖町富士ヶ嶺(ふじがね)地区で生産されているブランド豚です。しっとりした食感と深い味わいが特徴です。「ほうとう」は、山梨県の郷土料理ですが、全国的にも知られていますね。ご飯をおかわりしながら、本当に美味しそうにたくさん食べていました。「ほうとうは知ってたよ。」「初めて、ほうとうを食べたけど、めっちゃ美味しかった」「豚肉がおいしー」「先生、ご飯おかわり!」・・・。みんな、美味しく、楽しく、残さず食べられて良かったです。

ご飯を食べたあとは、班に分かれて公園を自由見学しました。
公園に立つと、目の前に大きな富士山がドーンと聳えています。
幅80メートルにおよぶ雄大な滝や珍しい熱帯の植物や四季の花が満ち溢れる「フローラルドームふらら」という温室、また水遊具で遊べる水遊具広場、、、と班ごとに公園の中を散策しました。


最後の見学場所は、山梨の銘菓「桔梗信玄餅」で有名な桔梗屋さんの本社工場です。信玄餅の製造から箱詰めにいたるまで全ての工程を見学することができます。手作業で行われる桔梗信玄餅の包装は見ものでした。ビニールの小さな風呂敷を、スタッフが1個5~6秒で包んでいく職人技には驚かされます。生徒の一人がその様子を「働き蜂みたいだ。」と表現していましたが、それは働く人たちを卑下しているものでは決してなく、脇目も振らず一心不乱に手を動かす姿に敬意を払うものであることは疑いもありません。
ここで私たちは、桔梗信玄ソフトをいただきました。香ばしいきな粉と濃厚な黒蜜がたっぷり、それに桔梗信玄棒がささっていて、とっても美味しいソフトクリームでした。生徒の感想でも、「桔梗屋のソフトクリームがめちゃめちゃ美味しかったです!」という声がとても多く聞かれました。


行き帰りのバスの中でのバスレク、そして施設の見学やみんなで同じものを食べたりしながら、生徒間の交流を図ることができました。帰りのバスの中で一人ひとりに発表してもらった感想にも、「今まで話したことがない人と話すことが出来て良かった。」「たくさん話をすることが出来て良かった。」というものが数多く出てきました。オリエンテーションの目的は、達成です。

 

お世話になった方
日本空輸株式会社
〒140-0012東京都品川区勝島1-5-21 2F

東京遊覧観光バス株式会社
〒133‐0044 東京都江戸川区本一色2-13-16

山梨県立リニア見学センター
〒402‐0006 山梨県都留市小形山2381
TEL : 0554-45-8121

山中湖 水陸両用バス KABA
〒401‐0502 山梨県南都留郡山中湖村平野506-296 (乗車場所)
富士急行バス TEL 0555-72-0101

山中湖花と都公園
〒401‐0501 山梨県南都留郡山中湖村山中1650
TEL: 0555-62-5587 FAX : 0555-62-5618

桔梗屋本社工場
〒405-0077 山梨県笛吹市一宮町坪井1928.
TEL0553-47-3707 FAX0553-47-3704

生徒の感想

S.Tさん
5月26日(金)、総合学習で山梨県に日帰り旅行に行きました。何日も前からとても心待ちにしており、毎日カレンダーで日数を数えていました。当日は、早朝の集合だったので、朝起きれるか不安でしたが、目覚まし時計3個セットした甲斐あり、寝坊せずに向かうことができました。
普段の学校生活では、全校生徒が集まることもないため、この日帰り旅行はとても新鮮で、人間関係がぐっと深まりました。同時に集団行動で協調性が養われました。
一番始めにいった「山梨県リニア見学センター」では、本物のリニアモーターカーが風を切って走行しているのを間近で見られ、感動しました。友人とリニアモーターカーの試乗も出来、いい思い出になりました。
次に向かった山中湖の水陸両用バスでは、迫力のある走行や山中湖から見る富士山の絶景など、書き表せないくらいの体験をすることが出来ました。
昼食は山中湖花の都公園でしゃぶしゃぶを頂きました。野菜が瑞々しくて美味しかったです。お花も綺麗で、空気も澄んでいて、日頃の疲れが癒されました。
最後に向かった桔梗屋本社では、実際に製造している過程を見学することができ、興味深かったです。ソフトクリームも独特な味がして、甘くてもう1個食べたくなるほどの美味しさでした。
今回何より楽しかったのは、バス内でのレクです。「人数を当てろゲーム」では、大体全問不正解でしたが、一番最後の2択のクイズでは素敵な景品まで頂けて嬉しかったです。ビンゴやレク、先生紹介など全て鈴木先生が進行してくださり、感謝しかないです。あれだけの量の出し物を生徒が飽きないように楽しませてくださったのは、事前に入念な準備があったからだと思います。沢山時間を費やして、思い出に残る旅行にしてくれて、本当にありがとうございました。とても楽しかったです。

M.Yさん
今回の山梨県のオリエンテーションは、行く前から楽しみにしていました。そもそも、私は山梨県に行くのは初めてだったので、わくわくしていました。
当日、集合場所に向かう時、新宿に行くのが慣れていなかったので、方向音痴の私は、とても心配でした。それでも無事に着いたので安心しました。
バスに乗った後は、バスレクをしました。眠たくてもなかなか眠らせてもらえませんでしたが(笑)楽しかったです。特に先生方のエピソードが面白くて、笑ってしまいました。
その後は、リニア見学センターに行き、山中湖の水陸両用バスのKABAに乗りました。水陸両用バスに乗ったのは初めてでした。バスに乗った時、私は暑がりなのでパーカーを置いていましたが、いざ着水した時にとても寒くなりました。こんなに水陸で温度差があるとは思いもせず、貴重な経験になりました。
この2か所に行ったあとは昼ご飯を食べに行きました。その時はお腹がペコペコになっており、待ちきれない状態でした。メニューの中には、しゃぶしゃぶがあり、その中でも豚肉が美味しかったです。
昼食後は花の都公園と桔梗屋信玄餅の工場見学に行きました。信玄餅はもとから好きだったので、信玄ソフトクリームが楽しみでした。信玄ソフトクリームは自分で買おうと思っていましたが、先生が生徒みんなに買ってくださって嬉しかったです。そして、食べてみるととても美味しかったです。
この後はバスに乗って帰途につきました。帰りにやったビンゴも楽しかったです。
今回は初めてのオリエンテーションでしたが、初めての経験をしたり、あまり喋ったことがなかった人とも関われて、楽しかったです。また、来年も行きたいと思います。

R.Hさん
オリエンテーションで山梨に行った。山梨では、リニア見学センターや花の都公園、桔梗屋本社工場を見学し、水陸両用バスの「KABA」に乗った。その中でリニア見学センターが一番印象に残った。
リニア見学センターでは、リニアの歴史や原理を学んだり、リニアシアターを観たり、超電導リニアの走行試験の様子を見たりすることができた。超電導リニアがあまりにも早く通り過ぎてしまったので、その場が笑いの渦に巻き込まれた。リニアシアターでは、映像や振動から実際の速さを体験することが出来、とても面白かった。リニアだと東京から大阪までが1時間程度しかかからないということに衝撃を受けた。リニア見学センターを訪れるまではリニアの知識は全くなかったのだが、見学して興味を持つことが出来た。もし、リニア中央新幹線が開通したら、実際に乗って速さを体験したい。
今回のオリエンテーションは楽しみにしていた反面、体力に不安も抱いていたのだが、私の体調を気遣ってくれる子や段差や急な坂道などで車椅子を押してくれる子もおり、仲間のおかげでとても楽しむことが出来た。帰りのバスでは、3人の勇気ある子が歌を披露してくれ、とても感動した。歌を聞いている時、私は「卒業したくないな。」という思いでいっぱいだった。プラドアカデミー高等学院に入学して、素敵な友達とめぐり逢えて、本当に良かったと思う。卒業まで残り1年もないが、総合学習プログラムや体育スクーリングの1回1回を、教室で過ごす毎日を、大切にしたい。

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