観劇「劇団四季 アナと雪の女王」

劇団四季の演劇鑑賞は、一昨年より、プラドアカデミー高等学院の恒例行事となりました。今年度の観劇は「アナと雪の女王」 6月8日(水)に、学院長をはじめ、教務、講師、生徒、総勢38名で鑑賞してまいりました。

今回の会場は、JR東日本四季劇場[春] JR浜松町駅より6分ほど歩いたところにあるWATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)内にある劇場です。学院の校外学習は、現地で集合します。もちろん集合場所は、教務が下見を行い、生徒の力で行くことができる場所を設定します。いつもと異なる場所時間…それぞれが経路を調べ時間を考え、予定通りに集まります。このことも学びのひとつと考えています。


アナと雪の女王は、国内史上最も愛されたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ映画。真実の愛によって解き放たれる二人の姉妹の物語です。舞台化されたのは、2018年3月、ブロードウェイ。そして、2021年6月に、ここJR東日本四季劇場[春]にて開幕されました。

 

日本で映画が公開されたのは、2014年。当時、劇中の歌を口ずさむ子どもたちがたくさんいました。その頃小学生だった学院の生徒たちも、大きな声で歌っていたのもしれません。もともと映画「アナ雪」が大好きで舞台を楽しみにしていたという生徒、映画を観たことがない生徒、劇団四季の観劇が初めてという生徒…それぞれいろんな思いで会場へ入ります。開幕の10分前には、全員席に着きました。舞台は、木製のプロセニアムアーチにお城の景色。幕があがる前から、オペラグラスを使って、舞台を興味深く見回している生徒もいました。

観劇後、この辺がいいな~というリクエストで、ウォーターズ竹芝内の船着場横での集合写真。今回初めての校外学習で、昨日の夜から緊張していたと話していた生徒も、笑顔で写真におさまりました。『凍りついた心を僕の愛で…○%×$☆♭#▲!』『えぇ??何?何?』・・・(笑)舞台の余韻を感じながら、楽しそうに盛り上がる生徒たちの姿もありました。

解散も現地でおこないます。方向が同じ生徒同士、それぞれ一緒に帰ります。

『今、この時代にこそ見るべき作品』と、パンフレットにありました。『エルサが恐怖で閉ざそうとする扉を、アナは愛で開けようとする。今、不安と恐怖で閉ざしがちな状況の中、それでも人は本来扉をあけて出ていくものだ、その力がある』コロナ禍前に比べて、よりタイムリーに感じます。この時代を生きる人たちの心により深く届く作品。愛する人、大切な人に、会いたくても会えない状況を経験した今だからこそ、これまでにない深い共感を持って見ることができる舞台。生徒たちはどのようなことを感じたのでしょう。

 

<お世話になった方>
JR東日本四季劇場[春] https://www.shiki.jp/theatres/4023/
劇団四季 https://www.shiki.jp/

生徒の感想

K.Yさん
今回の総合学習プログラムが人生で初めての[劇団四季」観劇でした。元々、芸術というものに関心を持っていたので観劇できると知った時から楽しみで仕方ありませんでした。今回観劇した「アナと雪の女王」は原作である映画は何度も観たことがあったので、ストーリーの大まかな流れは知っていたのですが、映画の演出をどう舞台で表現するのか予想がつきませんでした。シーンが変わるたびに「あ、このシーンはこうして表現するのか」「そんな方法で伝えるのか」と驚きや感動の連続でした。オペラグラスかのぞいたキャストの方々の細やかな表情の変化や体の動きにどんどん引き込まれました。第一幕の最後のあの感動は忘れられません。自然と拍手をしてしまうような演技、演出でした。私と同じような気持ちの人もたくさんいたと思います。そんな人たちと一緒に同じ空間で、同じ瞬間を過ごせたことがとても嬉しくて幸せでした。音楽も迫力がすごかったです。オーケストラによる生演奏で、舞台上のキャストの方々の演技に合わせて演奏していたのでより舞台に夢中になりました。今回の「アナと雪の女王」の観劇を終えて「一生に一度は劇団四季を見た方がいい」という言葉を身に染みて理解しました。キャストの方々、舞台の演出、オーケストラによる演奏、全て生でしか感じられない感動がありました。あの場所でこんな素晴らしい体験ができて良かったと思います。

S.Wくん
小学4年生以来の劇団四季だったんですが、久しぶりに見るからこその迫力というものがありました。1つ1つの衣装やセットに多くの仕かけが加えられていて面白かったです。エルサのマントが外へ飛んでいくような演出や、アナの凍った後と前での髪や服が違ったり、壁が回転して場面が切り替わったりと、とても飽きない演出ばかりで面白かったです。幼少期での演出では、自分より年が低そうな子役の2人のすごい上手な演技を見て、自分もがんばらなければならないなと勇気をもらいました。ストーリーでは、愛とは何かという問いの答えを考えさせられました。特にオラフがアナのために暖炉をつけた時に言った、その人の為なら自分を捨てれるというのが愛、みたいな考え方はとても共感できました。自分が生きてきた中で一番愛してきてくれたのは間違いなく母だと思います。母は、毎日おいしいご飯を作ってくれて、相談にのってくれて、悪いことした時には叱ってくれて、自分が苦しい時は一緒に苦しんでくれて、悲しい時ははげましてくれて、本当に今自分が生活できているのは、間違いなく母のおかげだと思います。そんな母がくれた愛情に対して自分がこれから何が出来るのか、何をすべきなのかを考えながら生活していきたいです。人への愛というのは代々受け継がれるものだと思います。人が人にあげた愛は、また違う人に愛が受け継がれます。母がくれた愛を僕は自分の子や周りの人に、その愛がまた違う人に、そうして世界が愛であふれるようになることを切に願います。

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