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稲門高等学院中等部 中学生のためのサポートコース
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総合学習プログラム

見学・体験を通じて個々の感性を磨く
学習プログラムを紹介します。

日本点字図書館

2月13日(水)、平成24年度最後となる総合学習プログラムになりました『日本点字図書館』の見学に行ってきました。
稲門高等学院がある新宿区高田馬場は、視覚障害者に優しい街と言われています。
街を歩いていて多く目するのは、点字ブロックと白杖の視覚障害を持つみなさんの姿です。
ここ高田馬場には、東京ヘレン・ケラー協会もあります。
そんな高田馬場の地で学ぶ私たちにとって、視覚障害者の環境を理解することは大変重要なことだと考え、日本点字図書館職員の方から色々と学びたいと思いました。

指に点字をイメージしたシンボル

指に点字をイメージしたシンボル

日本点字図書館

日本点字図書館

4階から全面に垂れ下がっているこの鎖は、「滝」を象徴しているそうです。
情報を滝のように盲人の方へ伝えたいという想いが込められたもので、約430本あり、
重さは27t。さすがに大震災の時には怖かったとか。
また、当初この鎖にツタを絡ませグリーンカーテンにする予定でしたが、ステンレスの鎖は熱くなるため、植物が近寄れなかったそうな。

私たちが日常生活の中で普通に目にするテレビやパソコン、そして映画。私たちの周りには、映像による娯楽が溢れています。テレビを見ること、インターネットを見ること、映画を見ること、私たちはいつでも見たい時に見ることができます。そしてそれが「当たり前」と思っています。しかし、国内31万人以上(うち20万人が全盲)に上ると言われる視覚障害者はそれらを見て楽しむことができません。(視覚障害者の1割ほどしか点字を読むことができないそう)指で読む点字図書、耳で読む録音図書。それを必要としている人、支えている人について、みなさんは考えたことがあるでしょうか。視覚障害者にとっても「読書」が如何に大きな楽しみなのかと想像するに付け、点字図書館の果たす役割と重要性に気づかされます。

さて、私たちは昭和15年に盲目の青年・本間一夫氏が25歳の時に創立した日本点字図書館を職員の金木さんの案内で点字図書館内の見学と点字図書について学んできました。利用者が館内を自由に回れるのは、通常は用具販売カウンター(一階)と貸出の受付カウンター程度になるそうですが私たちは、普段は入ることができない図書制作のための録音スタジオや点字製作室、点字・録音図書の書庫などを見学させていただきました。

1冊の点字図書ができるまでには、図書の選定からはじまり、ボランティアさんがパソコンを使って点訳、読み合せ校正、プリントアウト、カット、製本、と点訳開始から約4ヶ月掛かって配架されます。

金木さんの説明を真剣に聞きました

金木さんの説明を真剣に聞きました

日本点字図書館では約470名のボランティアさんが様々な仕事をして支えています。

ボランティアさんが朗読に使うスタジオ(完全防音)

ボランティアさんが朗読に使うスタジオ
(完全防音)

点字図書のプリント

点字図書のプリント

パソコンによる点訳の印刷は、両面を同時に!しかもそのスピードにもびっくり。

ボランティアさんが各所で活躍

ボランティアさんが各所で活躍

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地下にある点字図書の書架

地下にある点字図書の書架

開架式ではなく閉架式。(書架が外部からの閲覧者に公開されていない)
本棚はとても高くて上の方には手が届きません。
高いところの本を取るための脚立もあるけれど、出し入れの時間節約(?)で本棚をロッククライミングして探すのだとか。
そのため、採用の折には体力検査があるんだそうな。

点字図書や録音図書は、専用のケースに入れて全国に届けられます。図書を借りるのも郵送料もすべて国の補助により無料になっています。
ちなみに貸出期間は2週間で、点字図書は2冊までだそうです。

貸出の受付カウンター

貸出の受付カウンター

自動販売機

自動販売機

硬貨を投入するところに受け皿があります。
目が見えない人は、お金を落としても拾うことができません。

地球儀

地球儀

地図に凹凸が付けられています。

絵画

絵画

触って名作を知ることができます。

視覚障害者用具

視覚障害者用具

点字器や白杖はもちろん、調理器具・裁縫道具・ルーペ・拡大読書器など、日常生活に便利な商品がたくさんあります。

私たちが使っている教科書も点字にするとこれだけのものに

私たちが使っている教科書も点字にするとこれだけのものに

地図帳

地図帳

図書館には、ディズニーランドの地図もあります。

視覚障害者のみなさんの作品

視覚障害者のみなさんの作品

点字

点字

これは 盲人が 指先で 自由に 読み書きできる 唯一の 文字の 「点字」です・・・

点字とは、このようになっているのですね。点字は視覚障害者にとっては、文字を読むための「目」なのですね。読書をするときには、身のの不自由さを忘れるといいます。書物が与えてくれるものの大きさは計り知れないものなのだと思います。

私たちは今回の「日本点字図書館」の見学を通して、多くのことを学びました。点字ブロッククは40年前に日本の三宅さんという方によって発明されたものであるということ、点字図書・録音図書の作り方・・・。しかし、私たちが点字図書館を見学して学習したことを日常生活の中で生かしていかなければ何にもなりません。白杖を持つ方が困っていたら、あなたはどうしますか?「見て見ぬふり」ですか? きっと、稲門高等学院の生徒はそんなとき、「どういたしましたか?」「どちらにいかれますか?」と気軽に声をかけ、手を貸してあげることでしょう。また、そうでなければいけません。
視覚障害者が言いました。「私たちはただ目が不自由なだけでみなさんと同じ仲間なのです。無力なものとして憐れんだり、白い目でみたりしないでほしい」と。
私たちは、様々な障害を持つ方を特別視することなく、同じ仲間として助け合っていかなければいけませんね。
歩道に自転車を止めたりしていませんか?
点字ブロックの上で立ち話をしたりしていませんか?

今回お世話になった方

日本点字図書館
〒169-8586 東京都新宿区高田馬場1-23-4
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