第48回『気付いた時がスタート!今を大切に!』

早いものでもう夏休みも終わりに近づき、新学期を迎える時期となりました。受験生の皆さん、この夏は、思うように勉強ははかどったでしょうか。しっかりと学習計画を立てたにも関わらず、ほとんど予定通りには進まなかったという人は結構いるのではないでしょうか。しかし、できなかったことは悪いことではありません。その分、今後を本気で取り組むきっかけにすればいいのです。

 

現役生の中には、この夏休みで部活を引退し、いよいよ本格的に受験勉強をし始めるという人も多いと思います。つまり、ここからが本当の意味での勝負なのです。問題は、あと残り半年間をどう勉強していくかです。

 

入試は、言うまでもなく、100点を取る必要はなく、各大学で設定されている合格最低点を取ればいいのです。有名大学でも、学部・学科によっては、100点満点中、半分そこそこでも合格できる大学もあります。8割以上取らなければ合格できないとなると、かなりのプレッシャーを感じ、気も滅入ってしまいますが、半分程度でいいと考えれば、気が楽になりませんか。あまり不必要に自分を焦らせないでください。入試までは時間が限られているので、とにかく今できること、やるべきことは何なのかを考え、一つ一つこなしていくだけです。皆さんに、改めて考えてもらいたいことは、今、この瞬間が未来につながる行動となっているのかということです。

 

不安や焦りから自暴自棄になり、目の前のことに集中できないこともあるでしょう。だからと言って、今を大切にできない人は、何事も後回しにする癖がついており、現実逃避をしているとも捉えられます。未来は、今この瞬間の連続の先にあります。いや、未来などというものは、どこまで行ってもなく、今しかないのかもしれません。来年も、その時を迎えた時には、今になりますから。

 

不安を感じていない受験生はいません。勉強ができる人はできる人なりに、より高みを目指しており、それがプレッシャーや焦りにつながっているかもしれません。勉強のできる・できないにかかわらず、受験生である以上、皆、置かれた条件や心理状態は似たようなものです。自分だけが不安や焦りを感じているのではありません。人は、つい悲劇の主人公を無意識に演じていたりしますが、だれもが同じであるということを忘れないでいてください。

 

最後に、勉強の進め方におけるポイントを一つ紹介します。

それは、完璧主義は捨ててください、というものです。つまり、ある程度できたら(やったら)、どんどん先に進むということです。人は、どうしても分からないことや何かに躓いてしまうと、先に進めなくなってしまいがちですが、時間が限られている受験勉強においては、いつまでも同じ個所ばかりをやっているわけにはいきません。まずは、一通り最後までざっと終えてしまう、それがポイントです。あとはそれを徹底的に繰り返していくだけです。

 

東京大学を主席で卒業し、現在、弁護士として活躍されているある女性の書いた著書には、教科書を7回読むことが提唱されています。1回目で理解しようとか、覚えようとかする必要はなく、ただただ気楽に読み進めるだけでいいそうです。それを7回繰り返す頃には、ほとんどのことが理解でき、知識として定着していると言います。ただ、大半の人は、時間がないとか飽きてしまうという理由などで、そこまでは繰り返していないのが現状ではないでしょうか。もし勉強のやり方に不安があり、まだ確立できていない人は、ぜひ試してみてください。最終的に、何回繰り返すかはともかく、反復に重きを置いて取り組んでみてください。

 

一つ一つを完璧にこなして前に進んでいくというやり方は挫折しやすいので、まずは全体をつかむ意味でも、目の前のテキストを一通りこなすことをお勧めします。では、わらかない箇所はどうすればいいのか?その場合は、一旦、飛ばしておくのです。なんか気持ち悪くて飛ばすことなんてできない、という人もいるでしょうが、そこは我慢して先に進むのです。そして、最後までやり切ってみる。そこまで行ければ、半ばそのテキストは制覇したようなものです。一番大変な1回目をクリアできれば、あとは、だんだん早く進めていけるからです。はじめの1~2回は、かなり時間がかかるかもしれませんが、3回目以降の繰り返しでは、理解できたところとそうでないところの差が明確になることで、まだ理解できていない、身に付いていないところだけになる分、驚くほど短時間で進めていくことが可能になります。当然、繰り返す回数が増えれば増えるほど、理解も深まり、知識も定着していきます。

 

まとめると、一つ一つを完璧にこなしていくやり方ではなく、6~7割程度の理解で構わないので、どんどん読み(解き)進め、一旦、最後までやり切ってみることです。それができれば、あとは、反復回数に応じて、理解が深まり、自然と知識を定着していきます。

 

泣いても笑っても、あと半年。受験生の皆さん、悔いのないように取り組んでみてください。蔭ながら応援しています。

 

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