第37回『模試のススメ』

めっきり涼しくなり、朝晩は、秋の気配を感じるようになって来た今日この頃ですが、勉強は順調にはかどっていますでしょうか?

ところで、皆さんは、定期的に、模擬試験は受けているでしょうか?
特に、受験生は、これまでこつこつと頑張ってきた成果を、そろそろ具体的な数字(偏差値)として把握しておきたいところです。
しかし、こう言うと次のように話す生徒がいます。

中野「約1ヵ月後に模試があるけど、知っているよね?」
生徒「はい。知っています」
中野「もう申込みはしたの?」
生徒「いえ、まだです」
中野「じゃあ、学校で申込みをしようか?」
生徒「いえ、大丈夫です」
中野「大丈夫って、自分でちゃんと申し込むってこと?」
生徒「・・・」
中野「えっ?もしかして・・・受けないってこと??」
生徒「・・・。だって、まだ自信もないし・・・点数や偏差値が低かったらショックを受けそうだから。あと、お金ももったいないし。」
中野「そうじゃないでしょ。ちゃんと受けておこうね」

模試については様々な考え方があると思いますが、「力試しの場」程度にしか考えていない生徒も少なくないのではないでしょうか。勿論、そのような目的もあるので間違いではないですが、それだけだと非常にもったいない考え方です。

例えば、一生懸命勉強をした上で模試を受けたとします。ところが、結果が意に反して惨憺たるものだったとしたらどうでしょうか。 恐らく多くの人はその時点で落ち込み、自信をなくしてしまうでしょう。

確かに、結果は気になるところではありますが、現時点ではそこは二の次、三の次です。
では、逆に考えてみましょう。毎回、模試でA判定を出していたとします。しかし、もし仮に本番でその力を出し切ることができなかったらどうでしょうか?

そうです。言いたいことは、つまるところ本番前の模試の成績(点数・偏差値)に一喜一憂したところで、たいした意味はないのです。

別の見方もできます。一般的な模試は、あなたが受験する大学の入試傾向と必ずしも同じではありません。例えば、模試では「発音・アクセント問題」が出題されても、志望大学の入試問題では出題されていなかったりしませんか?

模試で「偏差値が65を超えた」とか「A判定になった」というのは、それはそれで自信になるでしょう。しかし、模試は本番ではありません。志望校の入試問題は、出題傾向も配点も試験時間も何もかも違います。だから、模試の成績は、参考程度にとどめておけばいいのです。

数年前までの学院生の中には、最後の最後まで、模試を1度も受けないという生徒もいました。授業と自習を積み重ねていけば、着実に力はつきます。本番直前の過去問演習では、合格ラインを超えるようになってきましたと、先生方から報告を受けることもあります。しかし、いざ蓋を開けてみると、第一志望や第二志望に届かないばかりか、第三志望にすら合格できず、卒業していった生徒がいました。一体なぜでしょうか?

知識もあり、問題の解き方も知っているはずなのに、それを本番で発揮できない・・・。その原因の一つは、受験本番のプレッシャーや緊張感といった、平常心を保ちにくい心理状況の中、落ち着いて問題を解くという訓練をしてこなかったことが考えられます。

どれだけ準備をしていても駄目なのです。緊張感やプレッシャーに押しつぶされそうになる中、そうした不安定な心理状態にあっても正確にアウトプットする(問題を解く)という訓練をしておかなければ、実力を遺憾なく発揮することは難しいのです。その訓練の場が模試なのです。模試を受けなかった生徒は、本番では頭が真っ白になり、また周囲の受験生が気になり集中できなかったと、終わった後の報告で教えてくれました。

皆さんには、今の内は結果を気にせず、模試はどんどん受けてほしいと思います。試験会場という独特の緊張感のある中、分からないなりにも、ウンウンうなりながら、必死に問題を解こうとする姿勢や実践が今は必要なのです。通い慣れた学校や居心地の良い自室で問題を解くばかりでなく、あえて本番に近い環境で心と体を慣らしておく訓練も準備の一環として取り組んでみてください。

You should take many practice exams.
There are many advantages over it to you.
Don’t be afraid. Let’s try it!

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